Healing MANI

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リーディングセッション・ひぷのセラピー

ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘップバーン』

AUDREY

 MORE THAN AN ICON

 

 

オードリー・ヘップバーン

知らない人を探す方が難しいほどの存在だろう。

 

しかし

彼女の生き様を知っている人は少ないのではないだろうか。

 

私もその一人。

 

ローマの休日』『ティファニーで朝食を』の

美しく可愛らしいその姿は

今でも色褪せることなく目に浮かぶし

何かの拍子で目にすれば、いつでも目を奪われる。

そう言えば 新婚当時(実は今もときどき笑)

ムーンリバー家人と鼻歌でよく歌っていた

 

年老いてから『Always』で復帰された時のことも

観てはいないが、よく覚えている。

 

また、ユニセフの親善大使として

ソマリアなどで子どもたちの支援活動をしていたことも

ニュースなどで目にはしていた。

 

だが

彼女自身のことを何も、本当に何も知らなかった。

 

 

彼女のドキュメンタリー映画を観てきたこと

とても素晴らしかったと家人に話した。

 

『ALWAYS』公開当時は

美しいまま皆の記憶に残ればよかったのにとか

見たくなかったとか

そんな心無い言葉もあったけれど

とんでもなかったと。

 

すると...

 

そんな心無い言葉を

まさにこの口から聞いたよ☺️  って!!!

 

何度か聞き返してしまった。

なんということを......

ごめんなさい。心の底から懺悔したい。

 

『ALWAYS』1989年公開

バブル全盛期。社会人なりたての頃。

家人と結婚した頃もまだ、私は幼過ぎました。

本当にごめんなさい。

 

 

 

ネタバレになってしまうかな。

映画の中に散りばめられていた彼女の言葉。

特に最後のフレーズが印象的...というか

ガツンと響いた。

 

"人生で成し遂げた一番重要なことは

 苦しみをあとから助けにできたこと 

 そして無条件に愛せたこと "

 

戦争体験

バレリーナとしての挫折

最後まで得られなかった父の愛

二度の離婚(決して"恋多き女" ではない!)

など...

 

それらを全て

美しく昇華させて自分自身の糧としてしまった。

 

愛に飢えて、愛を求めて生きてきたであろうに

少しも卑屈になることなく

ICONとしての"オードリー・ヘップバーン"を

存分に活用して

無条件の愛を与える側に立ってしまった。

 

そんな本物の強さを目の当たりにしたからだろうか

静かな涙が溢れてきた。

それは映画館を出た後もぶり返した。

 

晩年の彼女は本当に美しい。

 

まさに

"MORE  THAN  AN  ICON"

 

 

<監督:ヘレナ・コーンからのコメント>
私がこの映画を作りたかったのは、オードリーは英雄だと思ったからです。当然のことですが、彼女はその美しさやファッションによって記憶されています。しかしまだ深く堀り下げられていないオードリーの別の一面があります。彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをより良いものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています。そして自分に何があっても愛することを止めず、寛容な心を持つことができたのです。私にとってそれは、一人の人間が成し得る中で最も英雄的なことなのです。私たちは人生で経験する喪失感や痛みによって作られるのではなく、私たちがそれを許した時、それらによって成長し、活躍することができるのだという生きた証こそがオードリーなのです。

Bunkamura ル・シネマ 上映作品情報から転載)

 

オードリー・ヘップバーン

ル・シネマでは6/16(木)までの上映予定。