Healing MANI

Healing MANI 

リーディングセッション・ひぷのセラピー

『深い河』遠藤周作 新装版

最近本を読む集中力がなくなったかも...😥

歳のせいか、スマホ依存気味のせいか...

 

否! そんなことはなかった!

自分にとって面白い本はまだまだ読めるのだ!

 

 

 

オードリー・ヘップバーン』を観た後

久しぶりに預言カフェへ行った。

 

個人的に信頼する方が めずらしくいらしたので

その方に当たりますように...

と願ったが、叶わなかった。

流れからいくと、その方が担当してくださるようだったが

私がタイミング悪く、ちょっと席を外してしまったから😢

のように思えて、モヤモヤ。

 

そんな状態で預言をしていただいたからか

何も心に響かなかった... 不謹慎なことを...ごめんなさい🙇

 

私がそんな心持ちだったから

耳に入ってこなかったに違いない。

帰り道、録音を聞き返したが、残念ながら同じだった。

重ね重ね...ごめんなさい🙇

 

 待てよ...

 今の私には、少なくとも今日は

 預言をいただくタイミングではなかったのかもしれないな。

 

そんな風に納得しようとしていた。

 

 

 

預言カフェへ向かう車窓

遠藤周作の『深い河』新装版の車内広告が目に留まった。

 

そして帰りも(同じ路線だから当然と言えば当然なのだが)

『深い河』の広告が気になった。

 

今となっては、なんというワードに引っかかったのか

全く思い出せないのだが、とにかくとても気になった。

 

 遠藤周作かぁ...

 読めるかなぁ...

 

読めないかもしれないという自信 !? の方が大きかったが

やはり気になって、最寄駅に着いてすぐ本屋さんへ。

 

読み始めてみたら...

 

輪廻転生

アウト・オン・ア・リム (シャーリー・マクレーン著)

 

 父の書棚に『アウト・オン・ア・リム』があったのは

 遠藤周作のこの本を読んだからかもしれない !?

 ひぷのセラピーのセッションにも力を入れよう

 と思っていた今日この頃でもある。

 

クルトゥル・ハイム

 

 母校の敷地内にあった小さな教会。懐かしい響き。

 

マニ教

 

 一番驚いたのが "マニ教" という言葉が出てきたこと。

 最近自分の中で繋がった 個人的キーワードな気がしていて

 ブログにも記しておきたいと思っていることだった。

 (登場人物の一人 大津は、クリスチャンであり神父を志しながらも

  ヨーロッパの合理的排他的キリスト教に疑問を抱き続け、異端とされてしまう。

  異端的を象徴する言葉として"マニ教"が大津の手紙に記されている。)

 

⚠️太字は あくまで個人的キーワードであり 小説の本筋ではありません⚠️

 

そんなこんなの さまざまな符合もあり

一気に引き込まれた。

それと同時に、早くも

終わらないでほしい!読み終えてしまいたくない!

という、久しぶりの感覚もあり、大切に読み進めた。

 

預言カフェに寄らせてもらったことは

大いに意味があったのだ。

 

 

手元に置いておきたい

特に、大津と美津子のやりとりを今一度読み返したい

そう思える一冊。

 

予備知識がないまま読み終えてしまったが

映画(三船敏郎の遺作)にもなっていたらしい。

遠藤周作自身、棺桶に一緒に入れてくれと言った一冊だとか。

なるほど、主な登場人物は、それぞれが遠藤周作の分身のよう。

 

日本人であり、自身もクリスチャンであった遠藤周作

母なる河 ガンジスを背景にたどり着いた

キリスト(玉ねぎ!)の救済とは。。。

 

今だからこそ感じられることがあった気がする。

このタイミングで出会えてよかった。

 

 

⬇︎⬇︎⬇︎ 講談社BOOK倶楽部より転載 ⬇︎⬇︎⬇︎

『深い河』 遠藤周作 初版発行 1993年

  喪失感をそれぞれに抱え、インドへの旅をともにする人々。

  生と死、善と悪が共存する混沌とした世界で

  生きるもののすべてを受け止め包み込み

  母なる河ガンジスは流れていく。

  本当の愛。それぞれの信じる神。

  生きること、生かされていることの意味。

  読む者の心に深く問いかける、第35回毎日芸術賞受賞作。

  人は皆、それぞれの辛さを背負い、生きる。
  そのすべてを包み込み、母なる河は流れていく。

  死生観、宗教観に問いかける名著

  本当の愛、生きることの意味を問う、遠藤文学の集大成!