朝、なんとなくTVをつけたら...
ある水墨画の襖絵に目が釘付けになり
語られている言葉に ますます引き込まれ...
*画像お借りしました
松林図屏風 長谷川等伯・・・でした。
人気も高い、国宝なのですね。
本当に無知でお恥ずかしい限り💧
*NHK日曜美術館
「蔵出し!日本絵画傑作15選 二の巻」
一〜三の巻、再放送もあるようです。
この絵について語っていらしたのは
加山又造氏(日本画家)でした。
山が涅槃 なのだと。
(左の屏風、右上の方にさらっと山が描かれています。)
そして、この松は 人々を表していると。
この世での役割を終え、涅槃に向かう人々。。。
もう そうとしか見えません 😯
"この絵は、これからもっと大切な絵に
なっていくでしょうね。
100年後、どのように観られるのか... "
そのようなことをおっしゃっていた... と思います。
ナビゲーターの方だったかな。
" 絵は成長する " とも。
大切な絵になっていく ?
絵が成長する ?
人々が
この絵をより深く受け取ることができるようになる...のか
この絵を
深く受け取る人々が増えていく...のか
この絵が発する何かが
人々にとって より必要な時代になっていく...のか
あるいは これらすべてか...
それとも かすってもいないのか...
絵画の世界に生きているプロフェッショナルな方々は
どういう意味でおっしゃっていたんだろう...
いずれにしても、人間は変化していく。
OSレベルで変わることを、今までも、これからも
もちろん まさに今も求められているんだろうなぁ。
(加山又造氏は2000年放送時のご出演だった。20年前!)
それは否応なく、そして意識・無意識に関係なく
起こっていくことなんだろうなぁ...
でも
この世での役割を終えて涅槃に向かう・・・
きっと これは変わらない。
『堪ふる限り、力を尽くして生きる』
ふと、昨夜の宮崎駿監督の言葉を思い出しました。
(NHKプロフェッショナル選
宮崎駿スペシャル"風立ちぬ"1000日の記録<再放送> より)
主人公、ゼロ戦設計者の堀越二郎を描くにあたって
葛藤の中で見出した... (辿り着いたの方が近いのかな) 描くべき姿。
それが 『堪ふる限り、力を尽くして生きる』姿だった。
堪ふると言うと
私自身思いっきり昭和の人間だからか
どうしても負のイメージになってしまうけれど
きっとそうではなくて...
上手く言葉にできる自信が全くないので
これ以上の深堀はやめておきます ... 情けない(T ^ T)
ただ
『堪ふる限り、力を尽くして生きる』という姿は
たとえ時代は変わっても、その本質は変わらない はず。
このドキュメンタリーを観たのは2回目。
監督は何度もこの
『堪ふる限り、力を尽くして生きる』
という言葉を声に出して言っていたけれど
全く覚えていなかったなぁ。
声優を庵野秀明さんに決めた時の
ものすごくうれしそうな場面はよく覚えていたけれど 笑
あ・・・そうか。
" 絵は成長する "
誰もが経験している、その時々、人生経験によって
同じ映画が観るたびに違って感じらたり
引っかかったり反応するところが違うのと同じことか。
大きな意味で...
個人的だけではなく、個人の集合体としての
大げさに言えば人類の経験値が上がることで
未来の人類は、この絵を今とはまた別の感覚で受け取る
ということか! たぶん... きっと... そう... かな 笑
だとしたら
私たちそれぞれが
堪ふる限り、力を尽くして生きる ことで
この世での役割を終え、涅槃に向かったあかつきには
100年後、人類はこの松林図屏風を
どんな感覚で見つめるのでしょうね。
ちょっとワクワクしてきました😊
知らぬ間に梅雨入りしていた 雨の日曜日☔️
とりとめのない、力を尽くした!?妄想に
おつきあい感謝です😊💓