本も簡単にリサイクルできる昨今。
でも、誰でも残しておきたい本があるんじゃないかしら。
それを読んだ時の感覚・・・
幸福感だったり、安堵感だったり
勇気をもらえた感覚だったり
道標や拠り所にしたいと思える心強さだったり
時空を超えた懐かしさ!? だったり 笑
読後には、ただの本ではなく
それらを象徴する別物になってしまう。
何が書いてあったかすら覚えていなかったりしても
その本を目にするだけでその感覚は たしかに蘇る。
だから、それをバイブルのように、御守りのように
手に届くところにいつも置いておきたくなったり...しませんか。
たとえそれを、読み返すことはなかったとしても。
⬇︎ 私にとってのそんな本の一冊がこちら。
恥ずかしながら
吉本ばななさんの小説は読んだことがありません。
たくさんのベストセラーがあるのに なぜか一冊も... 🙇
きっとこれからどこかのタイミングで☺️
『おとなになるって どんなこと？』
この本を読んだ時、いえ、読んでいる最中から
これ、ずっと手放さない！
と決めていたことを覚えています。
最近になって... ここ２ヶ月くらいでしょうか
なんとなく この本がまた気になり
寝る時は枕元へ、起きたらリビングへ
何往復も持ち歩いていました。
それでも 読み返すことはなくて...
今朝、ふと 開いて目に留まった ある章を読みました。
そうしたら、心に小さく引っかかっていたことに
ばななさんが、優しく隣で語りかけてくれているような...
そして、これでよかったんだな...と 安堵感を覚えました。
今だからこそ、実体験と重ねて深く読めることでした。
これを機会に、他の章もまたゆっくり
一つずつ丁寧に読み返してみようと思います。
お昼ご飯の支度をしていたら
家人が手にとって読み始めました。
しばらく邪魔をしないでおこうと。
読んでいたソファから立ち上がったので
私） 悪くないでしょ？
家人）おもしろい
私） え？
家人）病院に来てくれたって...
うまいね。引き込まれる。
どうしてあんな風に書けるんだろう。
本当の感想は敢えて聞かないことにしました☺️
本との再会✨
人と同じく、再会した時に昔と同じように
いえ、もっと素敵だとうれしいものですね😊💓
『おとなになるって どんなこと？』
以下 まえがきより 抜粋・転載
（前略）
今からたくさんすぎるほどの言葉を本文で伝えていきますけれど、
たったひとつ言いたいことは、
「大人になんかならなくったっていい、
ただ自分になっていってください」
ということです。
それがみなさんがこの世に生まれてきた目的なのです。
（中略）
この本を手にとりしばらく読み返せば
いつのまにか自分の内面が調律できる、元の軸に戻れる。
そういうお守りみたいな本が作りたかったです。
おまじないをいっぱいかけて、
ほんとうにお守りを創るように創った本です。
・・・せっかくなので、少しこの本の紹介をと思い
転載し始めたところ、静かに驚いています。
まさに、吉本ばななさんの想いのまま
この本をお守りにさせていただいていることに気づきました。
本当におまじない✨がかかっているのかもですね😊
