Healing MANI

Healing MANI 

リーディングセッション・ひぷのセラピー

#あの本があったから

#あの本があったから

 

車に乗ったらラジオから

今日のテーマはこれだと

クリス智子さんの心地よい声が聞こえてきた。

 

自分が子どもの頃はあまり絵本に触れてこなかったが

子どもの影響でたくさんの絵本と出会えた、とか

 

椎名誠さんの『岳物語(息子さんを描きた私小説を読み

いつか息子ができたらこの本を参考にしようと思い

今、息子さんとの距離感をこの本を参考に測っている、とか

 

短い移動時間だったが

紹介される素敵なメッセージが、自然と自分に重なってくる。

 

私にとっては...

 

宮尾登美子さんの『クレオパトラ

 

ふと浮かんだので、やはりそうなのだ。

 

生まれて初めて

(終わらないで〜!)

と心から思いながら読んだ本。

 

分厚い上下巻。

なぜあの本を手に取ったんだっけ。

 

結婚したばかりの頃だったか。

夜中止まらずに読んでいたら

 

「本を読める人だったんだね。」

 

読書家の家人にそう驚かれた。

そして

 

 私は本を読める人だったんだ!

 

と自分の中の設定が変わった瞬間でもあった。

 

 

読み聞かせをしてもらった記憶は正直ないのだが

(してくれていたらごめんよ、母。)

小学生の頃は、学校や地元の図書館に通い

それなりに読んでいたことも思い出した。

もちろん、駒沢公園のサイクリングコースを駆け巡るのが

最高の楽しみだったので、文学少女とはほど遠いが。

 

中学高校、そして大学時代も...

多感な時期には本とは距離があったなぁ。

 

あ...

大学の卒論を終えて、卒業旅行の準備を始めた矢先

盲腸を勃発して入院中😭

同級生がお見舞いに持ってきてくれた

赤と緑が印象的だった『ノルウェーの森』

あれが久しぶりの読書だったかも。

 

あれ、高校生の頃 ちょいちょい読んでいたような気もしてきた。

佐藤愛子さんの辛口エッセイとか

渡辺淳一さんの短編集とかとか。。。(双子座っぽい!?)

 

いずれにしても

本を読むことを私の人生に本格復活させてくれたのは

紛れもなく宮尾登美子さんの『クレオパトラ

でも、彼女の他の作品は読み進められなかったんだよなぁ。不思議。

 

 

それから、もう一つ思い出したことが。

 

いつだったか、twitterで...

 

「自分の本棚が、全部読んだ本だけだなんて

 つまらないじゃない?」

 

文言の記憶が定かではないのだが

高齢のお母さまがおっしゃったというこの言葉。

 

" 読み切らねば "

" 最初から順に読まねば "

 

という呪縛から解放され

 

"手に取りたくなるまで放っておく " 

 

ことへの罪悪感もほとんどなくなっている。

本との関わり方を変えてくれた素敵な出会いだった。

 

 

さて。

昨日届いて、目を惹かれたところだけ眠る前に読んだ本。

今からまた読んでみよう📖✨